体力が低下すると、精神面、学力にも悪影響が!?
体力とは人間の活動の源です。
体力が低下すると、健康の維持
のほか、意欲や気力といった
精神の強さにも大きく関ります。
体力は豊かな人間性を育む力
や自ら考える力といった
「生きる力」そのものです。
運動不足や不適切な生活習慣に
より、肥満や生活習慣病などの
病気のリスクが上がります。
また体力は、ものごとに取り組む
やる気、集中力、ねばり強さなどの
働きも高めるため、これらの気力が
湧かないと学力にも影響しかねません。
このようなデータもあります。
の結果と体力・運動能力の調査結果
を重ねると、
「運動ができる子どもは勉強もできる」
という傾向があることがわかっています。
体力の低下により、ますます身体を
動かさなくなるため、一層の
体力低下を招くという悪循環に
陥ることにもなります。
次回は、「では、どうしたら
体力低下を防ぐことができるのか」
について書いていきたいと思います。
子どもの体力低下
文部科学省が行っている
『体力・運動能力調査』によると
現在の子どもの体力運動能力は
親の世代である 30 年前と比較して、
ほとんどのテスト項目において
下回っています。
一方、『身長・体重』など子どもの
体格は逆に親世代を上回っています。
体格は上回っているのに
体力は下回っている...
体力を低下させる、現代の子どもたちの
生活に何が起きているのでしょうか?
以下のようなものが原因と
言われています。
(1)生活環境が便利になり体を楽にした
(2)スポーツや外で体を使って遊ぶ機会の減少
(3)適切な指導者不足
(4)運動を『たのしい』と思わせる場所の減少
(5)偏った食事や睡眠・生活習慣の乱れ
(6)ゲームやスマートフォン依存
こんな子ども達も増えています。
・靴ひもがを結ぶことができない
・スキップができない
・足の裏を地面につけたまま
しゃがむことができない
・転んだ時に顔を地面に打つ
ここでいう体力とは、
「どれだけ長く走れるか」といった
「持久力」だけではなく
「筋力」や「柔軟性」
指先の器用さといった「巧緻性」
という力も含まれます。
現代の子どもたち全員というわけでは、
ありませんがあなたの
お子さんは、どうでしょうか?
次回は、体力が低下すると
「どんな影響があるか」を
書いていきます。
子どもにサイズの大きな靴を履かせていませんか?
成長が早い子どもの足。
どうせすぐ大きくなる
だからといって、
大きめの靴を選んでいませんか。
合わない靴を履き続けること
による足や身体への影響やトラブル
について、紹介します。
子どもの足の骨は大人と違って、
ほとんどが軟骨です。
サイズの大きな靴を履いて
走り回ると、靴の中で足が
動きすぎてつま先にぶつかり、
指が曲がってしまうなど、
子どもの足は簡単に変形して
しまい、歩き方まで変わって
しまう危険があります。
足の裏には、3つのアーチがあります。
足の内側と足の外側に
ある縦のアーチ、その2つのアーチを
ドーム状につなぐ横のアーチです。
この3つのアーチがバランスよく
働くことで、健康な足が保たれます。
しかし、痛がらないからといって
ぴったりの靴を履けば、子どもたちも
思いっきり遊べるものです。
遊ぶことは成長すること。
健やかな成長のために、足に合ったシューズを選んであげてくださいね。