子どもの成長に合わせた遊びや動き
「どこかで見た気がする・・・」
のではないでしょうか?
「スキャモンの発育曲線」です!
小中学校の保健の教科書にも
載っています!
プロのスポーツチームでも
ジュニアの育成をするときに
トレーニングプログラムを
この発育曲線の考えを
取り入れて
つくられたりしています。
子どもは年齢を重ねて
成長していくなかで
「一般型」「リンパ型」
「神経型」「生殖器型」
の4つのカテゴリに分かれて
発育していくと
考えられています。
その発育を、20歳を
100とした場合に
年齢ごとにどの程度
成熟しているかを
曲線によって
表わしたものです。
個人差は、あるものの
人間の神経系は生まれて
5歳頃までに成人の
80%の成長を遂げ、
12歳頃までには、
ほぼ100%まで達する
と言われています。
4つのカテゴリは、
同時に成長するわけではなく
年齢によって発育する
タイミングが違います。
3歳の子どもに重たいダンベルを
使って、トレーニングするのは
当然よくないように
その年齢にあった
遊びや運動があるのです。
年齢によって
「どのように成長していくのか」
「どんなことに気をつけて、
動きを習得させると良いのか」
を紹介していきます!
プレゴールデンエイジ
(3歳~8歳)
遊びや運動を通して
基本的な運動動作を
身に着けておくべき時期です。
この時期にさまざまな動き
を経験しておくことは
その後の運動神経を伸ばす
ために非常に
重要になってきます。
ゴールデンエイジ
(9歳~12歳)
プレゴールデンエイジのときに
身につけた動作であれば
見ただけですぐに
できるようになる
など、自分の思ったとおりに
動けるようになる時期です。
また、今まで
できなかったことが
急にできるようになるなど
技術やセンスが飛躍的に
伸びる時期でもあります。
ポストゴールデンエイジ
(13歳~15歳)
この時期では、体の神経系統が
ほぼ完成していることから
ゴールデンエイジまでのように
短期間での急成長が
見込めなくなってしまいます。
そのため、
ゴールデンエイジまでに
身に着けた技術レベルを
維持しながら、
基本動作の質を
向上させていくことが
課題となってきます。
子どもの運動神経を著しく
伸ばしたいのであれば、
ゴールデンエイジまでの
努力がカギとなることは
間違いないでしょう。